リズム I

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基本のリズム

さてさて、ここまでで紹介した奏法でどのようなリズムがたたけるのでしょうか。これがいろいろとたたけるんです。
まず、音を視覚的に表現できるように、ここまでで紹介した奏法に記号を割り当てましょう。ここでは次のように表記することにします。また、一拍ごとに"|"を入れることにします。

さて、最初のリズムはこれです。

GDPD|GDPD (wav 141KB, mp3 51KB)

2/4拍子の16ビートだと思ってください。つまり記号の一つ一つが16分音符に相当しているというわけです。
いきなりついていけん、という方もいらっしゃることでしょう。ゆっくりやるとこうです。

GDPD|GDPD (wav 270KB, mp3 98KB)

速くやってみましょう。

GDPD|GDPD (wav 95KB, mp3 35KB)

ポイントは、


バリエーション1

親指の連打をいれることでいくつかのバリエーションを作ることができます。2拍目の前に「きっかけ」をいれるとこんな感じになります。

GDPG|GDPD (wav 134KB, mp3 49KB)

2拍目の前と1拍目に戻る前に「きっかけ」をいれるとこんな感じです。

GDPG|GDPG (wav 145KB, mp3 53KB)

ポイントは、


バリエーション2

次は、センターうちを入れたリズムをたたいてみます。

GDPD|GDPD|GDGD|GDPD
GDPD|GDPD|GDPD|GDGD (wav 120KB, mp3 43KB)

こんなのはどうでしょう
GPDS|GDPD (wav 118KB, mp3 43KB)


バリエーション3

さて、ここまでは2拍子のいわゆるサンバ系のリズムでした。それ以外のリズムをたたいてみましょう。
こんなのはどうでしょう。

GDPG|GDPD (wav 139KB, mp3 50KB)

親指のミュートうち連打 GG を指先のセンターうちと親指のセンターうち DG にしてみます。
GDPD|GDPD (wav 157KB, mp3 57KB)

他には、
GDPD|PDGD (wav 169KB, mp3 61KB)

さらに他には、
GDGG|GDGD (wav 135KB, mp3 49KB)
なんてのも曲によってはありますね

4/4拍子では、こんなの

GD|GD|GD|GG (wav 175KB, mp3 63KB)
これはいわゆる8ビートです。

GDPD|GDPD|GDPD|GDPG
GDPD|GDPD|GDPD|GDPG
GGPD... (wav 222KB, mp3 80KB)
これは、16ビートですね。親指の3連打をしているのがわかりますか?この3連打は難しいです。特に親指3連打の後のPがポイントです。ここで左手の補助が入らないと、テンポが上がりません。

刻まないリズムもやってみましょう。

G-G-|D-PD|GDG-|D-PD (wav 261KB, mp3 94KB)
これもちょっと難しいリズムです。GDGの部分は、かなり練習しないとうまく大きな音で入らないと思います。

G-G-|D-PD|GDG-|D-PD (wav 251KB, mp3 90KB)
難しいところのDを取ってしまって、そのかわりシャッフルしてみました。


ブラジル音楽の「のり」

ブラジルの伝統的な音楽には特有の「のり」があります。「伝統的」と言ってもたかだか100年以内の話で、ボサノバより前の時代というほどの意味です。
右手と左手のパターンは最初に挙げたのとまったく同じです。

GDPD|GDPD (wav 234KB, mp3 85KB)
拍の二つ目の音にアクセントがきます。ここで左手を操作して、すべてのジングルから音が出るようにするわけです。このとき右手は叩くというより、左手が持ってきたパンデイロを右手の指に力を入れて強くつつくようにヒットします。これで拍の二つ目の音に音量的なアクセントが発生します。

速く演奏してみます。
GDPD|GDPD (wav 162KB, mp3 59KB)

「左手が持ってきたパンデイロを右手でつつく」ことを意識しながらテンポを上げると自然に拍の二つ目の音が遅れてきます。これで拍の二つ目の音にリズム的なアクセントが発生します。「音量的なアクセント」「リズム的なアクセント」この二つをあわせるとブラジル音楽特有の「のり」「よたり」「よれ」になります。十分にテンポが遅い場合は「リズム的なアクセント」は消え、「音量的なアクセント」のみ残ります。

「リズム的なアクセント」についてですが、いろいろな音源を聞いてみるとその程度は人それぞれのようです。ここらへんはいずれ定量的に調べてみたいところです。

このように、いろいろなリズムをたたけることはわかっていただけたかと思います。
次は、マルコス・スザーノ風のスタイルに基づいて、さらにいくつかの奏法を紹介してみます。


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