「浴槽」と「湯船」には、実質的な差は全くありません。どちらもお湯をはり、入浴するための風呂桶。 しかし、わたしたちが入って頂きたいのは「湯船」です。 ただただ入浴するのではなく、ゆらりゆらりとしたお湯のゆらぎに体をゆだねて、心地良い時間が静かに流れるような「船」を造りたいと考えております。
普段入浴されているお風呂と、露天風呂との違いは、内湯・外湯の違いだけでしょうか。 確かに露天風呂は「露天」というだけあって、開放されたロケーションが必要でしょう。 それにも増して、露天風呂には、快適な時間をすごせるだけのゆとりのあるサイズが良いと思いませんか? 胸までお湯につかり…足を伸ばし…一人でも、二人でもくつろげ…湯船にゆらぐ波を感じられるサイズ。 1.2m×1.2m以上の湯船でなら、間違いなく可能であると考えております。
日常生活のなかで、手足以外が木材に触れることがあるでしょうか? あたり前ですが、湯船には、おしりも背中も直接触れるのです。 そこで、わたしたちが湯船を造る木材に一番求めることは、「上質」であること。 また、お湯をはる容器としての特性上、「節」が極力少ないことが求められます。 そんな湯船に使用する木材はすべて、奈良県吉野の吉野中央木材株式会社様より直接仕入れる 「吉野桧 上小節 超仕上げ材」です。 ※吉野桧 上小節 超仕上げ材については、奈良吉野中央木材様のHPをご覧ください。